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2.22013
Kの放浪記 その4
皆さんこんばんわ(^_^)
新年が明け1か月が経ちもう2月ですね(*_*)
色々とご紹介したい病気や病院があったのですが、
最近、ブログの書き込みをさぼり気味になってました(*_*)
さて、昨日大阪市のN動物病院に行ってきましたのでそのお話を(^_^)
今回は、12歳の犬の会陰ヘルニアという病気の手術に行ってきました!
会陰ヘルニアとは、肛門のまわり(会陰部)にある筋肉の間に隙間ができ、
そこにお腹の中の臓器(直腸や膀胱,前立腺)が飛び出てしまう病気です。
症状として、会陰ヘルニアになると、肛門のまわりが膨らみます。
腸が飛び出した場合には、便秘や排便困難が見られます。
膀胱が飛び出した場合には、膀胱が反転するため排尿障害が見られ、
できるだけ早く手術をしないと腎不全になり死亡します。
骨盤隔壁の脆弱化(会陰部の筋肉が弱くなること)が主な原因です。
この脆弱化には男性ホルモンの影響や腹圧の上昇や筋力の低下を引き起こすような病気などが
関係していると考えられていますが、不明な部分も多いです。
会陰ヘルニアは5歳以上のオス犬に多く見られます。
会陰ヘルニアの治療としては、飛び出した臓器を元の状態に戻し、筋肉の隙間をふさぐ外科手術が推奨されています。
その方法は色々あり、筋肉の脆弱化の程度や両側性かどうかによります。
今回は、両側性にヘルニアを起こしており、経過も長かったので、プローリンメッシュという人工材料により
隙間をふさぐ方法をとりました。
このプローリンメッシュとは、人のそ径ヘルニアや斉ヘルニア(いわゆる出べそ)などに使う人工材料です。
去勢していない犬の場合は再発しやすいため、会陰ヘルニアの治療と同時に去勢手術を行いました。
手術時間は、1時間30分程度で終わり、麻酔の覚めも良好でした。
今日、連絡があり、元気にしているとのことでした。
ちなみに、
会陰ヘルニアは、去勢手術を行うことで発生率は低下します。
また、無駄吠えが多いと腹圧が高くなってくるため、むだ吠えをさせないようにしつけことが重要です。
肥満していると内臓脂肪が増えるだけでなく体全体の筋力が低下しやすくなるため、
肥満をさせないといったことも予防につながります。
今回は、いい写真が撮れなかったので、他から取ってきました(>_<)
写真は、左側の片側性の会陰ヘルニアです。
なんか、文章ばっかりでつまらない書き込みになってしまったかも(T_T)
分かりにくいとか、面白くないとか、こんなことが聞きたいとかあれば、コメントくださいね(^_^)
答えられないときは、ごめんなさい(>_<)
これからも色々ご紹介させて頂きます(*^。^*)
では、今回はこのへんで...(^_^)v